人を育てるうえで一番重要なことは、褒めることでも叱ることでもなく認めること。

コリュエです。

 

人を育てるって簡単ではないですよね。

なんといっても、まず理屈が通じません。

そりゃそうなんですよ、人が理屈や道理で動いてくれれば、それはもはや人ではなくロボットですからね。

 

人には皆持っている個性があります。そしてその個性を変えることは絶対に出来ないようになっているんです。

ただ、「個性を大切に。」と思いながらも、社員を組織に加えるということになれば、ある程度会社の方針に沿って育てていく必要があります。

その為にも社員一人ひとりの個性を尊重しつつ、いかに我が社にとって優秀な人材へと育てていけるか。これを日々苦悩しているリーダーの方は少なくないはずです。

 

優秀な社員というと、仕事を何でもこなし、スピードも早く、非の打ち所がない、能力抜群の社員を想像してしまいがちですが、そういうことではありません。

優秀な人でも、人それぞれには個性があるので、その人の個性を最大限に活かすことが出来るよう、適材適所に配属させ得意分野に従事させるようにするのがいいでしょう。

 

とはいっても、ただそれだけで人は育つわけではありません。

やはり人を育てるには、その上司や先輩達が色々とフォローしてこそ最大限の力を発揮できるというものなんです。

それではどのように後輩たちをフォローしていったらよいか、まずはその向き合い方から語らせていただきます。

 

叱る必要はほとんどない

実は私もよく人を育てるうえで、”叱る”行為は必要不可欠だと思っていました。

というより、それがないと規律が正せないと考えていました。

なので、会社の威厳を保つためだとか、全体への影響を考えてだとか、本人が道理に外れるかもしれないからといって、よく叱っていましたね。

けどやってみて思うと、どれをとってみても、本当の意味で本人の為になっていたのか、会社の為になっていたのか確信が持てませんでした。

 

仮に本人がミスしても、叱られるよりかは、「ドンマイ!気にしないで!」と言って励ましてあげた方が断然いいはずですし、会社の規律の為といってもそれで本人がやる気を失ってモチベーションが下がれば、ただただ非効率なだけですから。

それに叱られた人が更に足を引っ張るようになってしまえば、全体にも悪影響が及びます。

しまいには、「あぁ、俺もミスしたらああなるのか。」なんて周りが思うようになり、いちいち作業が慎重になりすぎてしまい、更に非効率になることは明らかです。

 

ただし本人が作業するうえで、危険な行為をすることに関しては注意する必要があると思います。

特に命に関わるような仕事をしているならなおさらです。

でもそういうことって、”叱る”こととは違うんですよね。親身になって注意しながら教えてあげればいいだけのことです。

そう考えると”叱る”ことってほとんどないんですよ。

 

褒めることは相手の為にも自分の為にもなる

”叱る”とは逆に、”褒める”ことはすべきです。

些細なことでもうまくいった時には、「おー、出来たんだね!すごいじゃん!」ってちょっと大げさな感じでもいいから言ってみてください。

自分でも言っててちょっと笑えるんですが、それにつられて相手も笑うこと間違いなしですw

 

更に”褒める”から次の段階にいくと”一緒になって喜ぶ”っていうのがあります。

「よっしゃ!やったね!いやー俺も嬉しいわ。」なんて言ってあげると、この人は自分の事のように喜んでくれてると思って、もっとやってやる!と俄然やる気が出てくるようになるでしょう。

 

ただ中にはうまくいかないときだってたくさんあります。

というか、人間ミスのほうが多いぐらいです。

私なんてミスしまくりですw

色々と失敗してしまった時でも、良かったところを見つけて褒めるようにすると素晴らしいですね。

 

例えば、

「結果的には失敗に終わってしまったけど、ここまで自分で進められるようになったのは大きな成果だね。」

「今ここで気付くことができて学ぶことが出来たんだ、これで次に活かせるね。」

と褒めた後に、

「こうするといいよ。」

とアドバイスすると、本人も受け入れやすく、同じ失敗を繰り返さないようになるでしょう。

 

あなた自身も人の失敗に対して自然と許せるようになっていきます。

それに人に優しくなれれば、自分に優しくなれます。逆のことも言えますね。自分に優しくなれれば、人に優しくなれます。

自分に厳しく、人に優しいっていうのは無いですね。

自分に厳しい人は、人にも間違いなく厳しい態度を取りますよ。

 

斎藤一人さんの名言です、これ。

 

まとめ:認めることこそ最も重要

さて、”叱る”ことと”褒める”ことをお話してきましたが、タイトルにもあるようにそれ以上に大切なことがあります。

 

それは”認める”ことです。

これは人を育てるうえで切っては切り離せない問題です。

冒頭でも個性があるという話をしたように、人は完璧ではありませんし、優秀な人というのも必ず弱い部分があります。

そういう人と人同士、まずはお互いの違いを認め合うことがとても大事なことなんです。

 

あなたにはあなたの考えがあり、人には人の考え方があるように、あなたにはあなたの優れているところがあり、人には人の優れたところがあるんですね。

それを認め合い、協力しながら仕事をしていくことが一番楽しいですし、結果的に生産性も上がり利益も上がってくるようになります。

よく耳にするのが、「きみはこれぐらいの基盤を築いてからじゃないとダメ。」とか、「俺のハンコが押せなければ認められない。」と発言される方がいますが、これをやっているうちはその部署や会社に進展は難しいでしょう。というより、あらゆる面でスピードが下がります。

こちらでより詳しく書いてます。→あなたが行動するとき。人から認められるのが先か、それとも後か?

 

本来、”自分が本心からこの会社でやりたいこと”が、会社にとって絶対的にマイナスになるはずがないからです。

それを何かにつけて、周りが認めたらやれるようになるけど…なんて言ってたら、そういう有望な社員は見切りをつけて去っていくでしょう。

その人に能力や考え方が多少欠けていても、やりたい気持ちをなんとか汲んであげられるような働きを必ずしてあげるべきです。

そういう動きすら起こさずに、「考えとくよ。」といってスルーしてしまうことは決してやってはいけませんよ。

そういうリーダーや経営者幹部の人ほど、「君のことは認めているんだけど…」と言います。

”認めている”のであれば、”多少のリスクは背負う”ようにするべきなんです。

これが分からないといつまで経っても、古い考え方、古い慣習の呪縛から抜け出せずに、新しく若いDNAを入れることが出来ずに、その会社の苦労は続いていくんですね。

 

まずはどんな人材であれ”認めること”。

そして本人の意思を尊重すること。

さらに会社の発展のためにやらせてみること。

 

人はやらせてもらえたこと対しては、必ず感謝して報いようとするはずです。

社長と社員は信頼関係で結ばれていることを忘れてはいけません。