不具合(不良)の原因追及のコツと考え方。

みなさん、こんにちは。

コリュエです。

 

製造関係の仕事をこなしている人ならば、何度かやってしまってますよね、品物を不良にしてしまったこと。

かくいう私も、短期間のうちにたくさん不良を作ってまいりましたw

ただそんな私でも、不良を作ってしまったときに自分の中で肝に銘じてたことがあります。

 

それは、「同じ不具合発生は二度と起こさない」です。

それはどういうことかというと、出てしまった不具合に対して徹底的に向き合って解決していくようにする、ということです。

 

当たり前のことですか?

たしかにそうです、しかし一度思い返してみてください。

「あ~、またやっちまった。」

こんなことを言ってる自分はいませんでしたか?

原因があるから結果に出てしまっているのであり、品物が不良になったということはすなわち、必ずそこに良くない原因があるからなんですね。

ですから、この原因を深く突き詰めることが出来てはじめて、ようやくその問題に対策が取れるというものです。

しかしながら、みんな知らず知らずのうちに忙しさを理由にしたり、原因追及にあまり重点を置いていなかったりしていることが多いのではないでしょうか。

私はそのことに対して、なぜ煩わしさを感じてしまうのかたくさんの人に聞いてみたことがあります。

 

その答えとして多かったのがやはり、「やり方が分からない」ということでした。

 

そこでここでは不具合(不良)の原因追及のコツとそのやり方についていくつかお伝えしていきたいと思います。

製造関係の職種に限った内容ではないので、あらゆる分野のかたにもぜひ参考にしてみてください。

 

不具合が発生した”状態”を残すこと。

まず問題が発生してしまったときに、慣れていない人がよくやってしまいがちなのが、問題が起こったその状態を残していないということです。

残さないというよりも、人間の心理的に「あ、まずい!早くどうにかしないと!」というように、焦って行動した結果、原因を探る術を無くしてしまっている、ということなんです。

だいたいの原因追及で詰んでしまうのは、問題が発生したその状態を残していなかったということがほとんどです。

どんなアラームが発令されてたか、どちらから衝突したのか、その衝突した音は何と何がぶつかった音なのか等々、重要なポイントが失われてしまいかねません。

後になって尋ねてみても、「覚えてません。」「メモを取ってません。」なんていう日には、上司にガミガミ言われてしまうこと間違いないんです!

テンパってしまった時には、あれこれ動いて”後の祭り”になる前に、しっかりとその状態を残しておくように徹底しましょう。

 

現場・現物・現実をよく観察すること。

次に、問題が起きた場所・モノ・真意をよくよく観察してみましょう。

 

ここで私は一つ提案しておきます。

上司に報告する前に2~3分間でいいので自分だけでよく観察しておくようにして下さい。

これは、自分なりに問題に対する原因を考えてみるようにする、クセ作りでもあります。

これを繰り返していると後になって効果が出てきます。

上司や先輩に報告したのちに、その人たちがこの問題に対して「これが、原因だな。」と指摘した時にも、なるほど合点がいくようになってくるはずです。

 

それとは逆に2~3分間、観察してみて原因が分からなかった場合は、上司や先輩にすぐに聞きにいくようにして下さい。

先ほどのケースは、”自分なりに考えずにとにかく報告が先”という人や会社の方針の場合です。

いま言った話は、”自分一人で考えてばかりいる”人が対象です。

そういった人たちは、いたずらに20分も30分も消耗していることがあり、それに気付かずに分からない頭で考えてしまいがちです。

 

原因追及が苦手な人ほど臨機応変さに欠けることがあります。

早く報告しろというと、自分で考えることを止め。

自分で考えることもしろというと、平気で何十分も費やして仕事を止めてしまっている。

「あぁ、それ当てはまるかも…」という方はもう少し柔軟に捉えて、私の提案の通りやってみると良いと思いますよ。

 

検証を一つずつ行い、真因を追及する。

原因が見え始めてくると、いくつかの問題点が湧いてくると思います。

慣れていない間は、どれが本当の原因(真因)か分からないと思いますので、一つずつ検証を行っていきましょう。

 

ここでも重要なポイントがあります。

それがこの”一つずつ”というところにあります。

 

ピンときた方は分かるかと思いますが、問題を同時に検証してしまうとどちらが真因か分からなくなるからです。

問題が①~③まであったとして、①と②を同時に検証した結果、それで問題が解決してしまえばもはや①が問題だったか②が問題だったのか分かりませんよね。

この問題発生の真因はこれだ!というように断定するには、一つずつ検証して結果を見ていくことが必須なんです。

 

しかしながら時と場合によっては、一つずつ検証する余裕がなかったり、時間がなかったり、チャンスがなかったりするときもあるでしょう。

そんなときは、自分に余裕を持つために誰かに助けを求めたり、時間をいただけるように交渉してみたり、テスト品を用意してみたり、何かしら手を打つようにしてから挑むようにしましょう。

それができないようであれば、そもそもあなたの原因追及に対する想いが弱いということになります。言ってしまえば、ただの逃げということになってしまうでしょう。

本当にその問題を解決して改善しようと思えば、そこは頑として取り組むようにすべきです。

 

”一時しのぎ”は本当の解決にならない。

そうなんです、解決にはなりません。

その場しのぎで物事に向き合っているだけでは、「また同じことでミスしてしまった」「また同じことで周りに助けを求めてる」となってしまうこと間違いありません。

 

しかし、あなたが上司や先輩の立場であるならば、よくよく注意してください。

これは原因追究できない人のことだけを言っているのではありません。

というのも、指導している人にも同様な事が言えるということなんです。

 

分かりますか?

その問題を解決できない人を解決出来ていないということなんです。

原因追及できない部下を持つ上司ほど、これに気付いていない人は多いものです。

そのことに関してはこちらの記事も参考にどうぞ。

→技術職で技術を教えるはずが、いつの間にか本人に自力で学ばせようとしている話。

 

部下をその場しのぎにさせてしまうようでは、部下からの信頼を得られるはずはありませんし、いつまで経ってもよいチームを築いていけないでしょう。

上司や先輩の立場の人も一丸となって原因追及して真因を探り、問題解決していくようにしてみましょう。

 

まとめ:真因にたどり着ける人こそ成功者になれる

上下関係なく優秀な人ほど、あらゆる問題を自ら原因究明し、検証し、改善し、効率よく作業をするようになり、会社に利益をあげて貢献をしていくんです。

時代の進化に伴い、そのような優秀な人が正当に評価されるようになってきています。

ですからこれから先、会社のためだけではなく自分の為にも、様々な問題に対して原因追及し、改良改善していけるようになっていきましょう。

原因追及を繰り返していくうちに、容易に真因にたどり着けるようになり、その業界においてだけでなく、あらゆる分野においても成功者になれることでしょう。

 

いま人材育成しているかたの中には、こういった活発的で優秀な後輩や部下を持つかたもおられることでしょう。もしくは、あなたがいずれ上の立場に立った時にも、優秀な後輩を指導するようになることもあることでしょう。

本来はそんな優秀な人が周りにいれば心強い存在であるはずです。

しかし上の立場の人はそこに引け目を感じてしまい、なかなか認めてあげることが出来ずにいます。

結局若くて優秀な人は、自分の能力をフルに発揮することが出来なくなってしまい、絶望し去っていきます。

なかなか発展しない人や企業はそういった傾向にあるので、そんな時はいったん自分自身を見つめ直してみましょう。

 

→後輩や部下を指導するときに自分の器が問われる。

→あなたが行動するとき。人から認められるのが先か、それとも後か?